愛猫に健康でいてもらうためには、飼い主さんが猫ちゃんと一緒に遊んであげることが大切です。猫ちゃんは遊ぶことで幸せを感じていられるのです。
本来猫は外に探検しに出かけたり、新鮮な空気や草の匂いを感じたり、木登りをしたり、ネズミを追いかけたりといった行動をとります。(これらの行動には狩猟本能が関係しています)
しかし、こうした行動は、室内飼いだと難しいですよね。そこで、室内でも愛猫を楽しませ、ハッピーな気分にしてあげるためのアイデアを下記にご紹介します。
基本は飼い主さんが一緒に遊んであげること
愛猫に心も体も元気でいてもらうためには、まず第一に、飼い主さんが猫ちゃんと一緒に遊び、猫ちゃんを楽しませてあげることが重要です。一緒に遊んであげることで、愛猫との絆は強まり、退屈な心に起因する問題行動の予防にもつながります。
通常、猫ちゃんは、一番活発な時間帯となる朝夕に遊びたがるものです。1日に合計20分も遊んであげれば十分ですが、1日に数回(5分間ほどを1日4回)遊んであげられれば、猫ちゃんはさらに幸せを感じてくれることでしょう。
けれど、遊びの時間でも猫ちゃんが眠っているときは起こさないであげましょう。睡眠も猫ちゃんの健康にとってとても大切ですよね。
愛猫と室内遊びを楽しもう:ゲームの種類
- かくれんぼをする:猫ちゃんはかくれんぼが大好きです!愛猫が家具の後ろやブランケットの下に隠れているときが、まさにかくれんぼをする絶好のチャンス!猫ちゃんを見つけたら、驚いたふりをしてあげてください。そして、次は飼い主さんが隠れる番。ちっちゃなお子さんと遊ぶように、猫ちゃんとも遊んでみてくださいね。
- ドアの下の隙間から物をふりふり振ってみる:草やボール紙、羽などをドアの下の隙間に置いて、猫じゃらしのように振ってみましょう。そうすれば、猫ちゃんはまさに狩りをしている気分に!
- ぬいぐるみでフェッチ(取ってこい遊び)をする:ワンちゃんと同じように、猫ちゃんもぬいぐるみを取ってくる遊びを好みます。
- 段ボール箱で遊ぶ:段ボールに穴を空けたり、ドライタイプのキャットフードを隠してみたりと、自由に段ボール箱をアレンジしておもちゃ代わりに使ってみましょう。そうすれば、愛猫はこの上ない幸せを感じてくれるはず。
もしできるなら、愛猫と少しだけ外出してみよう
猫ちゃんもほかのペットたちと同じように、喜んで自然の中を歩いてくれます。(日本ではまだ少ないかもしれませんが、フランスではたまに外に連れ出す飼い主さまも多いようです)。外があまりに危険で出してあげられないという場合は、ハーネスを使ってお散歩に連れ出すという手があります。
ハーネスを使ってお散歩をする際のポイント
- 首輪ではなくハーネスを選びましょう。首輪だと、猫ちゃんがリードをひっぱり始めたときに窒息してしまう恐れがあります。
- ハーネスを愛猫の体にぴったり合うよう調整しましょう。そして、猫ちゃんが痛がらないよう、ほんの少し余裕をもたせてください。
- リードにつながれてお出かけするのを猫ちゃんが嫌がる場合は、けっして無理強いはしないでくださいね。リードでつながれるのが好きという猫ちゃんはごくまれなようです。
- 愛猫と短いお散歩に出かけてみようと思ったら、ワクチン接種や寄生虫駆除、ノミ・ダニ予防もお忘れなく。